財閥しかもドロドロ系の復讐ドラマ!シークレットブティック

シークレットブティックの画像です。

<景品表示法に基づく表記>
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キムソナ & キムヒソンのW主演で話題になった高視聴率ドラマ、「品位ある彼女」。

このドラマを観て、キムソナとキムヒソンの大ファンになりました!

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その流れで一気見した、キムソナ主演の「シークレットブティック」。

今回も「品位ある彼女」と似たような財閥&不幸な境遇の主人公の役なのですが、「品位ある彼女」以上にドロドロ復讐系でした。

ストーリーの展開が早いし、登場人物も多いので集中して観る必要があります(ながら見は挫折する可能性大です 笑)。

後半の数話から最終回に向けてストーリーが急展開!
かつ感動シーンも増えていきます。


韓国の復讐ドラマの王道ストーリーが好きな人や…

キムソナやキム・ジェヨンのファンの人にはぜひ観ていただきたい作品です♡

韓国ドラマシークレットブティックの画像です、
画像引用


私はこのドラマが観たくて dTV に申し込んだのですが・・・

2023年の1月3日から、BS日テレで毎週月曜~金曜 11:30~12:30放送開始!

今のところ(10/07/2022現在)、U-NEXT や Hulu でも動画配信しているようです♪

アマプラで配信してくれたらもっとたくさんの人が観てくれると思うので、amazon prime さんの今後に期待です!

このページの目次

相関図

それでは、さっそく「シークレットブティック」の相関図を見てみましょう。

シークレットブティックの相関図
画像引用


ストーリーの中に財閥の利権争いなども含まれているため、


登場人物はやや多めですが・・・


キャストの顔や雰囲気が似ていて区別がつかないということはないので、顔と名前・役柄覚えるのは簡単です!

あらすじ

幼い頃に両親を亡くし、児童施設で育ったジェニー・チャン(キム・ソナ)。18歳の時、銭湯での住み込みの仕事をしていたジェニーは、デオグループの会長キム・ヨオク(チャン・ミヒ)に気に入られ、ヨオクの長女ウィ・イェナム(パク・ヒボン)の世話係として、ウィ家に引き取られる。時は過ぎ、上流階級のマダムたちが集うJブティックの女社長にのし上がったジェニーは、ユンチョン市の開発権を獲得する争いを巡って、イェナムと対立していた。最終的にはデオグループを自分のものにするという野望を胸に秘めたジェニー。なぜならジェニーこそが、デオグループの先代会長の真の孫娘であり、ヨオクはウィ家とは無関係の偽者だったからだ。自分を不幸に陥れ、ぬくぬくとウィ家で暮らしているヨオクに復讐するため、ジェニーはヨオクの長男であるウィ・ジョンヒョク(キム・テフン)と結婚し、ウィ家に再び戻ってくる。施設にいた頃からジェニーを一途に慕ってきた弁護士ユン・ソヌ(キム・ジェヨン)に助けられながら、ジェニーが命懸けで繰り広げる復讐劇の結末は…?

https://culture-pub.jp/secretboutique/#storyAnc


ジェニー(ドヨン)の父は財閥家の長男で跡取りでしたが、駆け落ち婚をして妻と幼い娘・ジェニーと3人で仲睦まじく暮らしていました。


そんなある日、長年帰ることのなかった実家(財閥デオグループ)に戻るためバスに乗ったところ、墜落事故の大惨事に。


その事故で父は即死、身重の母も重篤な状態で病院に緊急搬送されます。


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ちょうどそのとき、同じバスにもう1人身重の女性がいました。


名前はキム・ヨオク。


彼女は墜落したバスから命からがら逃げ出すとき、重症を負って瀕死の状態のジェニー(ドヨン)の母に呼び止められます。


「娘を助けてください」と・・・




けれども貧しいキム・ミオクは彼女の言葉を聞き届けるどころか・・・


あろうことかジェニー(ドヨン)の母がはめていた高価な指輪を抜き取り…


こっそり自分の指にはめるのです・・・。
 


そしてこれが全ての不幸の始まりでした・・。

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救急病院に搬送された臨月近い妊婦の2人。

けれども対応できる手術室は1つだけ・・・。

ジェニー(ヨドン)の母の容態を確認した医師は、重症の彼女を優先するよう指示をします。


ところが、ちょうどそのとき…


跡取りである長男を迎えに財閥家から使いの男たちがやって来ます。


そして高価な指輪をはめているキム・ミオクを長男の嫁(ジェニーの母)と勘違いしてしまい…


キム・ミオクの治療が優先されてしまうのです。



その結果、ジェニーの母親は手当が遅れ、亡くなってしまいます。

そして両親を交通事故で亡くしたジェニー(ヨドン)は施設送りに・・・。


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一方、ジェニーの母になりすましたキム・ミオクは何食わぬ顔で財閥家(デオグループ)の嫁として乗り込み…



当主であったジェニーの祖父(病身で車いす生活だった)を部屋に閉じ込め見殺しにします。


当主亡き後、デオグループのトップに上り詰めたキム・ミオクは持ち前の商才を発揮。



デオグループを韓国でも有数の財閥へと成長させ…



自分の3人の子どもたちと何不自由のない生活を送るようになりました。



地位も名誉もお金も手に入れたキム・ミオク。


そんな彼女の唯一の気がかり・・・


それは・・・


財閥テオ・グループの正統な跡取り娘、事故にあっても生き残ったはずの少女、ドヨンことジェニーでした。




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真実が明るみになることを恐れたキム・ミオクは自分に忠実な部下、ファン執事に命令して生き残ったドヨンと生まれたばかりの赤ん坊を殺害するように命じます。



ファン執事はキム・ミオクの命令を果たすため、すぐに行動に出ます。


同家のメイド長、ミセス・ワンと一緒に養子縁組を希望する夫婦になりすまし・・・


施設にいたジェニー(ドヨン)と生まれた赤ちゃんを連れ去るのです。


ファン執事は幼い2人を殺害するため、


木箱に入れてゴミ処理場に遺棄するのですが・・・


心優しいミセス・ワンは幼い2人を見殺しにすることができず、こっそり2人を逃がします。

「逃げなさい。逃げて出会った大人に助けを乞いなさい」と・・・。



結果、2人は児童養護施設に入ることになるのですが、生まれたときから体が弱かった幼い弟はそこで亡くなってしまいます。


絶望のうちに入水自殺を図るドヨン(ジェニー)。

そんなジェニーを命がけで助けたのが、同じ児童養護施設で暮らすユン・ソヌ(キム・ジェヨン)です。

これ以降、ソヌはドヨン(ジェニー)の弟分としてどんな時も彼女を守るようになります。


彼女の願いを叶えるために弁護士となり、裏の仕事まで引き受けるソヌ・・・。

弟分として、また男性として一途にドヨン(ジェニー)を想う彼の姿には悲哀さえ感じてしまいます。



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けれどもさらに切ないことに・・・


ドヨン(ジェニー)の気持ちは一途に彼女を想うソヌではなく、憎き宿敵キム・ミオクの長男ウィ・ジョンヒョク(キム・テフン)にありました・・・。


幼い少女時代のドヨンが抱いた淡い恋心、その相手が彼だったのです・・・。



児童養護施設を出た後、ドヨン(ジェニー)は銭湯で住み込みの生活を始めます。

その銭湯でも辛酸をなめる生活を送る少女ドヨン(ジェニー)。




そんなある日、運命の出会いが訪れます。


偶然にも彼女が働く銭湯にキム・ミオクが客として訪れるのです。


利発で賢いドヨンをすぐに気に入るキム・ミオク。


なんとドヨンはミオクの長女イェナムのお世話係として住み込みで雇われることになったのです。


このことをきっかけに、ドヨン(ジェニー)の、ソヌの、キム・ミオクのそして彼らにまつわる全ての人の運命の歯車が大きく回り始めることになるとは・・・


このとき誰ひとりとして知る由もありませんでした・・・。




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ドヨン(ジェニー)の能力を高く評価しつつも、彼女をとことん利用することしか頭にない冷酷なキム・ミオク。

娘である自分以上に母ミオクから目をかけられているドヨン(ジェニー)が羨ましく、ドヨン(ジェニー)にわがまま放題の長女イェナム。

そんなウィ家の辛い生活の中で、長男ウィ・ジョンヒョク(キム・テフン)だけがドヨン(ジェニー)に優しく接してくれました。

そんな長男ウィ・ジョンヒョク(キム・テフン)にドヨン(ジェニー)は淡い恋心を抱きます。

けれど・・・



そんなドヨンの初恋が実ることはありませんでした。

長男ウィ・ジョンヒョクはゲイであり、恋仲の相手(男性)がいたのです・・・



その事実を知ったドヨン(ジェニー)はショックを受けつつも・・・



ジョンヒョクの気持ちとありのままの彼を受けいれ、それ以降、彼の秘密を誰にも明かすことなくジョンヒョクを守り続けます。

2人の間には、2人にしかわからない強い絆があったのです・・・。


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時は流れ・・・

住み込みのお世話係として雇われていたヨドンですが、その才能と商才を買われ、キム・ミオクに引き立てられて今やJブティック社長となっています。

ドヨン(ジェニー)と弟分のソヌは、以前自分たちが育った児童養護施設があった島に国際都市を建設するという夢を持っています。

多くの利権がからんだこの一大プロジェクトをなんとか自分のものにしようと虎視眈々と狙う議員やブローカーたち。

そんなある日、大事件が起こります。

ジェニー(ドヨン)と組んでプロジェクトを主導している市長を買収しようと、イェナム(キム・ミオクの長女)が市長にヨットと女性を賄賂として提供するのです。

が・・・

羽目をはずした市長が女性に麻薬を打ち行為をおこなったため、その女性が中毒死してしまうのです。

焦った市長はイェナムに電話をし、イェナムの元恋人(交際は現在も継続中)オ・テソク(チュ・ソクテ)に死体を始末してもらい、この殺人事件を隠蔽します。



事件はこれで解決と思いきや…



殺害されて行方不明となった女性の行方を捜す女性警官パク・ジュヒョン(チャン・ヨンナム)の登場で話は急展開を迎えます。

女性警官パク・ジュヒョン(チャン・ヨンナム)は顔見知りの売春婦の女性が行方不明になったことを知り、周辺を捜査。


たまたま近くに停泊していた事件現場のヨットに目星をつけて、船に乗り込みます。


そしてその中で市長が使用した麻薬を見つけるのです。


が・・・


殺害された女性の後始末をしていたイェナムの愛人オ・テソク(チュ・ソクテ)に襲われてしまいます…


そして母ジュヒョンがヨットの上でソテクから襲われるのを偶然、カメラ越しに目撃したパク・ジュヒョンの娘、イ・ヒョンジ(コ・ミンシ)。

彼女はアマチュアの囲碁棋士で、後にジェニー(ヨドン)やソヌ、ジェニーの宿敵キム・ミオク、やくざの親分、はたまたデオグループと対立するジョグァングループの副会長チェ・ソクフン(パク・ジョンハク)を相手に対峙する重要な役割を果たします。




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不慮の事故で母を見殺しにされ、児童養護施設に預かれ、自分の家(財閥デオグループ)さえも宿敵キム・ミオクに乗っ取られた、不遇の主人公ヨドン(ジェニー)。

そんな彼女が、命をかけて復讐を遂げる激しくも切ないストーリー・・・。

殺人事件あり、裏切りあり、ゲイ問題あり、偽装結婚あり、不倫あり、復讐あり、自殺あり、そしてちょっぴりロマンスも。



ある意味、韓国ドラマの王道ともいえる、キムソナ主演のTVドラマ、「シークレットブティック」。

50代アラフィフの私が観ても、ヨドン(ジェニー)を想うソヌのひたむきさ、偽装結婚とはいえど最後までジェニーを見守るジョンヒョク(キム・テフン)の優しさ、そしてヨドンとイェナムのライバル意識を超えた複雑な女の友情に心動かされました。


ピリピリと痛むだけの復讐ドラマではない…


最期にほんのりと将来の希望が見える作品でした。



キャスト ex

キム・ソナ /  ジェニー (ドヨン)
J ブティック社長
キム・ジェヨン / ユン・ソヌ
ジェニーの弟分 / J ブティックの弁護士
チャン・ミヒ / キム・ヨオク
デオグループの会長
コ・ミンシ / イ・ヒョンジ
行方不明の母(警官)を探している
アマチュアの囲碁棋士

パク・ヒボン  /  ウィ・イェナム
キム・ヨオクの長女
デオコスメの専務
ジェニー(ドヨン)に激しく嫉妬をしている

キム・テフン / ウィ・ジョンヒョク
キム・ヨオクの長男
ジェニーと偽装結婚をする

チュ・ソクテ  /  オ・テソク
イェナムの元恋人(現在も不倫継続中)
イェナムの母キム・ミオクに別れさせられた過去を持つ。イェナムの娘スビンの実父でもある。


リュ・スンス  /  チャ・スンジェ
イェナムの夫
検事
ジェニーの元恋人でもある

ハン・ジョンス  /  ファン執事
キム・ミオクの執事で彼女にどこまでも忠実

キム・ヨナ  /   ミセス・ワン
ウィ家のメイド長

リュ・ウォン  /  ウィ・イェウン
キム・ミオクの次女
ジェニー(ドヨン)に心酔しており
J ブティックで働いている

チャン・ヨンナム  /  パク・ジュヒョン
イ・ヒョンジの母親で女性警官

イム・チョルヒョン /  チョ・ヤンオ
やくざの組長

キム・ボプレ /  ト・ジュンソプ
ユンチョン市の市長

チョン・ウクジン /  イ・サンフン
医師
医者でありながら市長のために麻薬を調達する

キャストの画像はすべて公式ページより引用させていただきました





感想(ネタバレ含む)


「欲望は終わりを知らない」

「欲望が渦巻く女たちのパワーゲーム」


上記はシークレットブティックのキャッチコピー。

確かに主演のキムソナ(ジェニー / ドヨン)、チャン・ミヒ演じるキム・ミオク、ミオクの長女ウィ・イェナム(パク・ヒボン)と、このドラマの主要な登場人物は女性。


彼女たちの激しい感情のぶつかり合いに終始、周りの男性たちが振り回されます。

イ・ヒョンジ(コ・ミンシ)も主要キャストではありますが…


彼女の場合、「欲望」というより行方不明の母を何とか見つけ出したいという純粋な気持ちが動機なので、ちょっと例外ですね。


上記の「あらすじ」でも書きましたが…



この復讐劇のそもそもの発端はやはり、キム・ミオクの過去の卑劣な行為です。

死にかけているドヨン(ジェニー)の母親を見殺しにした挙句、彼女から指輪を抜き取り…


その死後には背乗りしてウィ家を乗っ取り、財閥一家の全てを奪うのですから。


彼女の悪事は不正な乗っ取りだけではありません。


将来、自分を脅かすことになるかもしれない幼いドヨン(ジェニー)と小さな弟を木箱に入れて殺害しようと企てる、キム・ミオク。

極悪非道すぎます!

ドラマの中で、ミオクが子どもたち(長男ジョンヒョクと長女イェナム)と語り合う場面があるのですが、母ミオクはウィ家を乗っ取るまでの自分たちの貧しい暮らしとその苦労を切々と訴えます。

あなたたちのために、
不自由のない生活をさせるために私はやったと・・・


だけどそれって完全な言い訳。

だって十分すぎるほどの財を築いても、ミオクは果てしない欲と野望に燃えて国際都市建設の利権にまで手を出そうとしたのですから・・・。




娘のイェナムが兄ジョンヒョクに語り掛けるシーン、
「あの頃はまず貧しかったけど幸せだった・・・」。

子どものたちの正直な気持ちはこれですよね・・・。
子どもたちのために昼夜問わず、一生懸命に仕事をする母親。

小さな、だけど真っ当な商売で自分たちを育ててくれる母親ミオクの背中を子どもたちは寂しくも誇らしげに思っていた・・・。

なぜ、いつから、どこで歯車が狂ってしまったんだろう?…


母は乗っ取った事業の拡大に執念を燃やし、

愛する自分の子どもさえも駒のように扱う・・・

そんなミオクの飽くことを知らない欲望に乗じて…


ジェニーの復讐が始まるのです。

欲望に始まり、果たし得なった欲望で幕を閉じる…





哀れな1人の女性の生涯にいろいろと考えさせらます。

50代になった自分自身とこれまでの子育て、仕事に対する姿勢、などなど。

子どもって見ていないようで、親の在り方をしっかり見ていますよね・・・。

子どもには欲にまみれた姿ではなくて、一生懸命ひたむきに生きる姿を残したいとちょっと身の引き締まる思いがしました。

(アラフィフになってぽっちゃり通り越してダイエット必至の体型ですけど 笑)




悪女ミオクについて語りたいことは他にもたくさんあるのですが…

それだけ、チャン・ミヒの演技が素晴らしかったということですね!

まさしく怪演でした!


バス事故にあって必死に逃げ出す姿と、デオグループの女帝になってからでまさに別人です!

財閥家の女帝として君臨する気迫、エレガントさ、冷酷さ。

そして最終回で精神が崩壊していく哀れな女性の脆さ、危うさ、狂気を体当たりの演技で魅せてくれます。

チャン・ミヒ、大好きな女優さんになりました。



そしてこの大女優チャン・ミヒと対峙するのが、主演キム・ソナ。

彼女の高い演技力は「私の名前はキム・サムスン」「品位ある彼女」で証明済みですね!

今回のドラマもキムソナの主演ドラマということで期待していたのですが・・・

やはりキムソナはかっこいい。

長身で手足が長いし、お綺麗なので何を着てもよく似合う。

韓国のファッションブランドの社長という役だけあってお衣装も素敵です。


そう…
本当に素敵なのですが・・・

なんというか以前に比べてインパクトが薄かったような気がします。



役柄で言えば、「品位ある彼女」のポクジャによく似ています。

暗く哀しい過去を抱えつつ、何としてものし上がってやる!

というハングリーさとエネルギーをもつ女性。



品位ある彼女」のときは、そんなアラフォー女性の情熱的かつ繊細な表情を絶妙な演技で魅せてくれたのですが…

今回の「シークレットブティック」のドヨン(ジェニー)役では、表情が単調というか乏しいというか…

うまく表現できませんが、キムソナの持ち前のパンチ力と繊細さの絶妙なバランスが発揮できないまま、「不完全燃焼」で最終回を迎えた感じ、です。

「品位ある彼女」でもすらっとした抜群のプロポーションが注目を浴びましたが、今回はちょっと痩せすぎでは?と心配になるくらい細かった・・・。

そして表情が本当にぎこちなかったんですよね…



韓国で出演した番組で、「最近暗い役が多いので、次は明るい役を演じたい」と発言したそうなのですが、どこか「ドヨン / ジェニー」になりきれない部分があったのかな?


と… ちょっとネガティブな感想を書きましたが、

ドラマ自体はもちろん面白かったです!

お金持ちのお嬢様と貧乏な子どもの入れ替わりに始まり、殺人事件、利権がらみの裏切り、偽装結婚、ゲイ問題、自殺とこれでもか!というほどハラハラどきどきのストーリー展開。

ここはもう韓国ドラマあるある、ですね!

そんな中でも、とくに書いておきたい感動ポイントはこの2つ。



ドラマの感動ポイント
  • ジェニーとソヌの純愛

  • 嫉妬を超えた女の友情


  • ジェニーとソヌの純愛



    同じ児童養護施設の育ったソヌ(キム・ジェヨン)は幼いときからドヨン(ジェニー)を姉のように慕っています。



    その気持ちはいつからか淡い恋心に・・・。



    だけどドヨン(ジェニー)がミオクの長男ジョンヒョク(キム・テフン)を愛していることに気づいたソヌは自分の気持ちを押し殺し、弟分としてジェニーを支え続けます。



    弁護士として、ときには裏の仕事さえも引き受けるソヌ・・・。



    けれどソヌの気持ちが報われることはありません。



    数年ぶりにジェニーと過ごすことになった休日も、たった1本の電話でキャンセルに…  



    せめて食事だけでもと願うソヌの気持ちを振り切ってジェニーは去ります。



    もう本当にソヌが可哀そうで居たたまれない気持ちになりました・・・ (/_;)



    それでもソヌはいつもジェニーのことを第一に考えて、ジェニーの夢の実現が自分の自己実現にまでなっている・・・。



    何度、ジェニー辞めて、ヒョンジちゃん(コ・ミンシ)とくっついてほしいと思ったことか (笑)



    でも、「ヌナ~」「ヌナ~」とキムソナをひたむきに慕うキム・ジェヨンは素直に愛しい役柄でした





    そんなこんなで紆余曲折あっての最終回(事件から2年後の設定)。



    今後もソヌの気持ちは報われないまま、ジェニーの弟として人生を歩んでいくのかと思っていましたが・・・



    心配は杞憂に終わりました!



    最期のシーンは、美しい川岸に立って昔を思い出す2人。



    そこでソヌがジェニーに尋ねます。



    「これから、どこへ行こうか?」と。



    ジェニーの答えは、



    「あなたの望む場所に、一緒に行ってあげる」・・・




    これまでジェニーの行くところを必死で追いかけていたソヌ。


    そんな2人の新しい関係のはじまり・・・。




    嬉しいような、はにかんだような、それでいて男らしいソヌの表情がとっても素敵でした♡



    最終回でこんなキュン!なシーンが観れて、本当に良かった((笑)



    これこそまさに50代アラフィフ泣かせの純愛でした♡






  • ジェニーとイェナムの女の友情


    最終回でイェナムの身代わりになって刑務所に入ったジェニーとイェナムが語り合うシーンがあるのですが…



    ここはウルッと涙腺が緩んだ場面です。



    イェナムは自分の母親(ミオク)が娘である自分よりも才能豊かなジェニーに目をかけていることにずっと傷つき、劣等感を抱えていたと告白します。



    そんなジェニーが憎くて意地悪をしてきたけれど、でもそれと同時にずっと「友達」だと思ってきたと・・・。



    これはイェナムに限らず、女性の友情の奥深くに佇んでいる真実のような気がしました。



    羨望と嫉妬、劣等感と優越感、憎しみと憧れ。



    そんないろんな感情が複雑に絡み合っている、あの子(時として親友)への気持ち・・・。



    嫌いだけど嫌いじゃない、嫌いになりたい時もあるけど、やっぱり一番分かり合える存在・・・。



    そんな感情の糸がもつれ合う中での友情。



    50代の今は尖った気持ちが少しずつまるくなってきたけれど、10代、20代、30代のときは自分の中のそんなドロドロとした気持ちに折り合いをつけるのが難しかったな、と今にして思います。



    イェナムが切々と訴える気持ちが痛いほどわかって胸に刺さりました…



    いつも自分の失敗を他人に押し付けていたイェナム。



    お世話係のドヨン(ジェニー)にはわがまま放題、



    結婚後は感情のおもむくまま、夫に八つ当たり。



    窮地に追い込まれたら愛する元カレに「殺人」さえ強要する…



    そんなイェナムが見栄もプライドも捨てて…

    初めて本当の「自分」に向き合ったとき…



    彼女は自分の人生の後始末、「責任」をとることを引き受けます。



    たとえその先が「刑務所」を意味していたとしても・・・



    失敗を潔く認めて、再出発する。



    そう覚悟を決めたイェナムの清々しい表情がとても印象的なシーンでした。



    当たり前のことを当たり前にできる「大人」。



    そんなアラフィフになりたいものです。



    それでは最後に、「シークレットブティック」の疑問点をいくつか。

    ドラマの疑問点
    • タイトルのなぜ?
    • ソヌはどうしてこんなに一途なの?
    • 薄気味悪い霊能者の存在
    • 天才囲碁棋士の設定は必要?

    なぜタイトルが「シークレットブティック」?


    ドラマを観る前は、キムソナが社長を務める J ブティックを舞台にスートーリーが展開するのかと思いきや…


    話の内容にブティックま~ったく関係ありませんでした。


    なぜタイトル「シークレットブティック」にした?(笑)



    ソヌ(キム・ジェヨン)はなぜそんなにジェニーが好きなの??

    ドヨン(ジェニー)がソヌを弟のように可愛がっていたのは理解できます。



    一緒に施設に引き取られた幼い弟が亡くなってしまったから、ソヌを実の弟のように思っていたのかな?と。



    でもなぜソヌはあんなに一途に、自分の人生を犠牲にするほど献身的にドヨン(ジェニー)を慕っていたんだろう?



    ソヌの気持ちの動きをもう少し丁寧に描いてほしかったな~、とここは残念ポイントです。

    薄気味悪い霊能者はいったい??


    ドラマの中でミオクの将来を占う薄気味悪い霊能者(キム・スンフン)が度々登場しますが・・・


    この霊能者との掛け合いのシーンはストーリーには何の関係もないような?・・・


    この役は必要なのでしょうか?


    薄気味悪い霊能者に負けないミオクの悪女ぶりや怪演を際立たせたかったのかな?


    とはいえ…


    ドラマのストーリーにはまったく関係のない役柄に見えた霊能者役のキム・スンフンさん、本当に演技がお上手!


    中性的な(どちらかと言えば女性寄り)の中年男性・霊能者役なんて絶対に難しいはず(笑)



    こんな難しい役どころを違和感なく、実生活もこんな人なのかと思ってしまうほど見事に演じ切っていました!



    またいつかキム・スンフンにこんな役を演じてほしいです(笑)



    それにしても「君を守りたい」や「荊棘バラの秘密 」などなど、韓国ドラマって霊能者(ムーダン・シャーマン)が出てくるシーンが多くないですか?



    ちょっとした日韓の文化の違いを感じさせてくれる場面でもありました。

    イ・ヒョンジが天才囲碁棋士である必要性

    濃いキャラクターが多いこのドラマの中で、ヒョンジはすごく良いスパイスになっていると思います。

    死んだかもしれない行方不明の母を必死で探す娘。

    ジェニーに片思いしているソヌに密かな恋心を抱いている健気な女の子。

    それでいて、ジェニーやミオクと張り合うほど頭の切れる女性。

    が想定されていたと思うのですが…

    ヒョンジ役が今ひとつ活かされていなかったような・・・。

    特に後半、もっとドラマに食い込んでほしかったです。

    あえて天才囲碁棋士の設定にする必要はなかったんじゃないかな?と個人的には思います。

    でもヒョンジ役のコ・ミンシはすごく良かったです!

    はきはきとした聞きやすいセリフ、純粋で健気で、だけど負けん気の強い女性役がぴったり!

    かと思うと….

    冤罪なのに身代わりとなって刑務所に入ってからの壊れっぷり。

    これからの活躍が期待できる女優さんですね

    だからこそ、コ・ミンシさんを活かしきれなった脚本?演出?がすごく残念でした・・・。

    終わりに・・・




    と、ここまでいろいろと書いてきましたが、



    最終回まで観ての感想は面白かったです!

    ただ内容を詰め込みすぎて、人によってはちょっと食傷気味?になるかも・・・。



    キムソナの演じるかっこいい大人の女性とモデル張りのファッションも堪能できますが…


    「品位ある彼女」に観られる愛憎、切なさを繊細に演じる演技力は発揮できていなかったように思います。




    だけど後半から最終回に向けてのストーリーはさすが韓国ドラマ!


    dTVで全32話(オリジナルは全16話)、観てよかったです♡




    本国の韓国でもキムソナ主演にかかわらず、平均視聴率が4.3%、最低視聴率が2.5%とけっして高視聴率とは言えませんが…


    最終回はさすが!の 6%まで盛り返しています。


    ドラマが公開された2019年はドラマの当たり年で、百想芸術大賞やKBS演技大賞でさまざまな賞を受賞した「椿の花咲く頃」と時期が被ってしまったのも影響したのかも・・・。




    だけど50代アラフィフ世代が観ても楽しめる作品でした♡


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