40代、50代も大好き!
というより、アラフィフ世代が一番はまった(笑)韓国ドラマの名作!
「愛の不時着」♡
ストーリーもキャストも本当に良かったけれど・・・
このドラマを観て、わたしはユン・セリを演じたソン・イェジンの虜になってしまいました(笑)
財閥令嬢だけどバリキャリでTHE「仕事ができる女」。
自信過剰でわがままだけど、どこか自信なげで臆病で・・・
ジョークの切り返しが絶妙で、いっぱい毒吐くけど (꒪ཀ꒪)
実は繊細で優しいユン・セリ。
このむずかし~い役を、自然体で演じていたソン・イェジンさんはめちゃくちゃ素敵でした♡
コロナ禍需要も重なって、愛の不時着は世界中で大ヒット!
共演した人気俳優ヒョンビンと「愛の不時着婚♡」という嬉しいニュースもありました♪
( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎
ソン・イェジンのインスタの投稿も見たのですが、意外にもヒョンビンとの結婚式の写真はなし (乂・ω・´)ナシ❢
でも彼女の飾らない人柄があふれた素敵な写真がいっぱいです♡
そんな素敵なアラフォー女子の希望の星☆彡、ソン・イェジン!
今回は彼女の初期の代表作の韓国映画、
「頭の中の消しゴム」を観ました~♡
第1次韓流ブームを巻き起こした冬ソナこと「冬のソナタ」が2003年、この映画の配給が2005年なので、40代、50代のアラフォー・アラフィフ世代はタイトルに記憶があるかもしれませんね♪
私も観てはいませんでしたが、「頭の中の消しごむ」というタイトルはなんとなく記憶しています。

あらすじ
建設会社社長令嬢のスジンと、建設工事現場で現場監督として働くチョルス。育った環境の違う二人だが、互いに惹かれ合い結婚する。幸せな日々を送っていた矢先、スジンが若年性アルツハイマー病に侵されていることが判明する。それは徐々に記憶障害が進行し、肉体的な死よりも精神的な死が先に訪れる病気である。日々失われていくスジンの記憶をつなぎ止める術はなく、遂には夫・チョルスのことさえ記憶から消えていく。チョルスは葛藤を覚えながらも、彼女を大きな愛で受け止め、支え尽くす決意をする。
引用
あらすじはまさしく、このままです。
ソン・イェジン演じるスジンが若年性アルツハイマー病にかかり、記憶を失っていく・・・。
心から愛したチョルス(チョン・ウソン)のことさえも・・・ 。
そんなスジンの姿に苦悩しながらも、チョルスは彼女を愛し、守り続けることを決意します・・・。
たとえ彼女がトイレを失敗しても・・・
元カレの名前で自分を呼んだとしても・・
それと同じく、スジンもひたむきな愛で彼を守ろうとします。
彼の将来を考えて、スジンは自分から身を引き、遠い見知らぬ土地の施設に入所するんです・・・
それでもチョルスは懸命に彼女を探します…
そしてようやく彼女を探し当て、施設で彼女と再会するのですが・・・
そのときすでに彼女はチョルスを忘れてしまっているのです… 。
彼女の頭の中の記憶がすべて消しゴムで消されてしまった後・・・
この映画のエンディングはとても切なくて悲しいけれど…
それと同時に人間の持つ無私の愛、ひたむきな愛が伝わってきて、温かな涙が流れると思います。
キャスト
主役は「愛の不時着」「39歳」「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」「白夜行」などに出演しているソン・イェジン!
彼女、ソン・イェジンの年齢がなんと40歳だと知って、もうびっくりです!
韓国の女優さんは肌が綺麗で有名ですが、
彼女の場合、毛穴レスなお肌といい、もう存在そのものが透明感♡
そんなイェジンが20代のころの作品って一体どんな感じ?と興味津々だったのですが・・
あまりの美しさに驚愕!
本当に息を飲むような美しさです
(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)♡
ただ美しいだけでなく、清純さ、純粋さ、天真爛漫さなど初々しい可愛いさや混乱していく不安や悲しみも見事に表現しています。
この映画を観た人の中では、スジン=ソン・イェジン、もう彼女以外のキャストは思い浮かばないでしょう。
それくらい彼女にぴったりのはまり役でした♡
もう1人の主役は、スジンの恋人(のちに夫となる)チョルス役のチョン・ウソン。
スジンとは対照的に過酷な生い立ちの中で育ったチョルスは、ワイルドで影がある役柄。
けれでも根は優しく純粋、というこれまたイケメンの中のイケメン!
そんな彼を好演しているチョン・ウソンがこれまた素敵♡
ドラマにはほとんど出演しない、根っからの映画人とのことで、私にとっては初お目見えの俳優さんでした。
wikiで調べたら、チョン・ウソンの身長はなんと187cm!
韓国の俳優さん、女優さんは本当に高身長で 美男美女が多いですね~。
彼の男くさ~いワイルドな役に引き込まれながらも、途中、思ったんですよね・・・
あれ?
彼、誰かに似てない?
誰か・・・
誰かに・・・・
あ!!!!!
そうだ、彼だ…
福山雅治 ꉂꉂ(๑˃▿˂๑)
ほかにそう思った人、いないかなぁ?
絶対に、似てると思うんですが (´・ᴗ・`;)
この映画は初々しく透明感のある演技で人々を魅了したソン・イェジンと、男らしさの中の優しさを好演したチョン・ウソンが際立つ、素晴らしいキャスティングでした。
その他のキャストさんにこれといった見せ場はなく、がっちりとW主演の2人を支えた感じですね。
感想(ネタバレ含む)
ストーリーの始まりは、駆け落ちするはずの不倫相手に捨てられ、化粧がドロッドロッになるほどヤケッパチになっているスジン(ソン・イェジン)と….
駅のホームのベンチにだらしなく横になっているチョルス(チョン・ウソン)との出会いから。
個人的には正直、この場面いる?って思ってしまいました。
不倫相手との駆け落ちに失敗する場面は後半のストーリーにも絡んでくるので必要でしょうが、スジンとチョルスをあそこまで薄汚くする必要ってあったのかな?
韓国ドラマはドラマティックなストーリ性があって大好き♡だけど…
粗野な登場人物が出てくる際に、そのキャラクターを浮き立たせるためか、わざと大げさに汚い食べ方をする場面がよく出てきません?
あれが、正直、苦手なんですよね・・・。
ついつい条件反射的に顔を背けてしまいます・・・
( ; ›ω‹ )
今回もちょっとそんな感じ・・・。
自暴自棄になっているスジンとチョルスのワイルドさを強調したかったんだろうけど、この出だしはちょっといただけない気がしました・・・。
ごめんなさい・・・( •௰•; )
その後、2人が惹かれ合う場面は文句なしに素晴らしかったです!
ソン・イェジンの社長令嬢の雰囲気を漂わせる上品さ、可愛らしく心地よい声、チョルスだけに見せる天真爛漫な子どものような笑顔、そして愛するチョルスと音信不通になっている母親との和解を仲介する優しさと芯の強さ。
どれをとっても、最高♡♡
もし私が男性だったらこんな彼女(奥さん)が欲し~い♡
初めこそ、スジンのひたむきな愛に戸惑いを覚えるチョルスも、彼女の愛を受け入れ、粗野でワイルドな男から頼りがいのある逞しい男性へと成長していくんですよね~。
スジンと出会わなかったら、建築士なるという夢も母親との和解も叶わなかったんじゃないかな・・・。
そう思わせるくらい、スジンとチョルスの出会いは運命的で、かけがえのないものだったと思います。
映画の中で、スジンの実家の豪邸にさりげなく、でもしっかりとイエス・キリストの絵画が飾ってあるシーンが映るんですよね。
よくよく考えてみると、イエス様もチョルスと同じ大工(建設業)。
ほんの数秒のさりげないシーンだけど、スジンとチョルスの無私の愛を象徴する場面だったのかもしれないな~。
そう考えると、よけいに胸が熱くなってしまいます。
相手が自分を忘れても・・・
たとえ報われない愛だったとしても・・・
心から愛することができる、そんな誰かに出会えた人は幸せですね・・・。
恋愛じゃなくても、家族とか、親友とか、尊敬できる上司とか・・・。
コロナになって、50代のアラフィフ世代になって、改めて「出会い」の大切さを感じる今日この頃です。
「頭の中の消しゴム」のストーリーはいたってシンプル。
でもシンプルだからこそ、スジンの、チョルスの喜び、不安、切なさ、悔しさ、悲しみ、絶望、愛がダイレクトに伝わってきて、多くの人の心の琴線に触れるんでしょうね・・・
。°(´ฅωฅ`)°。
恋人が、夫(妻)が、親が、兄弟が、友達が私を忘れても、それでも無償の愛で愛し続けることができるのか…
シンプルなテーマの中に深遠な、だけどとても大切な問いが隠されているような気がします。
ドラマと違って映画には1時間半~2時間という時間の制約があるので、ストーリーの展開が大雑把になってしまったのはちょっと残念。
だけど2020年『パラサイト 半地下の家族』に抜かれるまで、日本で公開された韓国映画史上第1位の興行記録を誇る人気があったのはうなずけます!
約15年も前の映画だなんて信じられません。
日本では「朗読劇」にもなっていますしね~。
名作はやっぱりいつ観ても感動を与えてくれますね♡
「愛の不時着」のソン・イェジンが大好きになって観た映画でしたが、観て本当に良かったです♡
最後のエンディングはいったい??
「頭の中の消しゴム」といえば…
最後のエンディングはいったいどうなっているの?という論争がありますよね。
スジンは一時的にせよ記憶を取り戻したのか、どうか・・・
yahoo知恵袋にもそれに関連した質問がいくつか投稿されています・・・。
たしかに、映画のラストはどちらにも解釈できるような気が・・・
( ´•д•`; )
あなたはどう思いますか?
私のあくまで個人的な意見としては、
スジンは記憶を取り戻してはいないような気がします、悲しいけれど・・・。
スジンとチョルスが施設で再会したとき、スジンはバルコニーで絵を描いていましたよね?
初めこそチョルスの似顔絵に見えますが、後になればなるほど、抽象的な、子どものいたずら描きのような絵になってしまいます。
そしてそこにはちょこんと小さな消しゴムが・・・。
これがスジンの、今のスジンの姿なんでしょうね・・・。
チョルスの顔を見ても、チョルスの声を聞いても、スジンには彼が誰だかわかりません・・・。
でも… 香り…
チョルスが期待を込めてつけた、あの思い出の香りに気づいたとき、スジンがかすかな反応を示します。
五感の中でも嗅覚は一番最後まで残ると言われていますもんね・・・。
良かったね、チョルス~…
。°(´ฅωฅ`)°。
本当に良かったね、スジンが少しでも、何かを思い出してくれて・・・
˚‧º·(˚>ᯅ<)‧º·˚
映画観ながら、思わず心の中でガッツボーズ!
(๑˃̵ᴗ˂̵)و ヨシ!
スジンは心の奥深くで、言葉にならない何かを感じたんだと思います。
それまでのバルコニーのスジンは、儚い美しさと消え失せそうな透明感がありましたが、香りを思い出してからのスジンの目には力が蘇っていましたよね… 。゚
(PД`q*)゚。
それから2人は思い出のコンビニ、2人が初めて出会った場所へ出かけます。
そこにはスジンの家族やチョルスの母親など、これまでスジンが愛し、愛された人々が・・・。
そのときスジンがささやきます。
「ここは天国なの?」….
そこは確かに天国・・・。
愛に、愛だけに包まれた場所。
その温かさと心地よさに包まれて・・・
スジンは「天国」を感じたのでしょうね…
頭の中にある消しゴムのせいで、スジンには「記録」がありません。
けれでも、親しい人たちを心から愛し、愛された「記憶」は忘れてはいませんでした。
チョルスのために身を引き、遠い施設に身を寄せたスジン。
そんなスジンを必死に探して、彼女にどうしても伝えたかった言葉、「サランへ(愛している)」を届けたチョルス。
言葉も記録も、記憶さえも、無私の愛に生きる2人には無用なのかもしれませんね・・・。
この映画のキャッチコピーは、
死より切ない別れがある
だけど、最後の最後、2人が楽しそうにドライブするシーンを観ながら思いました。
頭の中の消しゴムでも消せない愛があると…。
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