韓国ドラマはnetflixで観ている!という人が多いようですが・・
残念ながら現在、netflixでは放映していないこのドラマ ( ˃ ⌑ ˂ഃ ).
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2話は主人公の美少女サンミちゃんの兄サンジンが自殺・・・
という衝撃的かつ重要なシーンがありましたね。
まだの方はこちらこらどうぞ↓

父が事業に失敗し、全てを失って逃げるように小さな田舎町に引っ越してきたサンミ一家。
そんな矢先、転校先で酷いいじめを受けた兄サンジンが学校の屋上から飛び降りて命を絶ってしまう・・・。
窮地の一家にそっと忍び寄ってくる不気味なカルト宗教団体、救船院・・。
では第3話の大まかなあらすじを公式ページから見てみましょう♪
屋上から飛び降りて自ら命を絶ったサンジン。サンミは葬儀場にやってきたサンファンを責め、自分の前に現れないでほしいと告げる。一方、屋上にいた学生たちは警察で事情聴取を受けるが、町の有力者を親に持つ不良学生たちは早々に解放され、ドンチョルだけが高校を退学になる。その夜、ドンチョルは何事もなかったようにはしゃぐ不良学生たちを目撃し、怒りに震えて彼らを追う。これを知ったサンファンはドンチョルの元に駆けつけるが…。
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第3話の感想
3話はサンジンのお葬式というシリアスなシーンから始まります。
悲しみにくれるサンミ一家・・・
中でも母ボウンは深い悲しみと喪失感で
錯乱状態に陥ってしまいます。
悲しみの中、ボウンはつぎのような言葉を吐露します。
「母のようには生きたくなかった。
あんなふうに子どもを残して死ぬような
無責任な母親にはなりたくなかったのに」
母ボウンは辛い過去を背負いながら必死に
生きてきたことを暗示していますね・・。
自分が母を自殺で失ったからこそ、
子どもたちには良い母親でありたかった・・・。
なのに、息子サンジンを守ってあげることができなかった・・・。
この悲しみと深い後悔の念が母ボウンの
正気を失わせていくのでしょう…。
切なく哀しい母親の気持ちがヒシヒシと伝わり、
胸が締め付けられるような場面です。
それと同じように、主人公サンミも兄に
対して複雑な思いを抱えていました…。
片足が不自由で、それを気にしてか、
優しくも気弱な兄サンジン・・・。
兄さん、ごめんね、守ってあげられなくて。
兄さん、実はわたし、一緒にいるのがつらかった
だから、たまに兄さんが・・・
だから、たまに兄さんが・・・
このサンミの言葉は本当に深く胸に刺さりました。
実は私にも障害を持つ兄弟がいるんです…
もちろん大好きで大切な存在なんだけど
たまに一緒にいるのがつらい時がある…
そんな私の気持ちを代弁してくれているようで…
本当に熱いものがこみ上げてきました…
。゚(゚´Д`゚)゚。 (╥_╥) ·
この気持ち、障害をもつ家族や高齢の親を
介護している誰しもが抱えている正直な気持ちじゃないでしょうか?
涙ながらに自分の正直な思いと後悔を告げるサンミちゃん。
素直で健気で本当に可愛いです(´艸`*)
そして最後に・・・
父、イム・ジュホ(チョン・ヘギュン)を語らなければいけません。
このチョン・ヘギュンさん、
月並みな言い方ですが本当に素晴らしい俳優さんですね~。
「100日の郎君様」でヒロイン・ホンシムの優しい養父役を演じたチョン・ヘギュン
さんを観たのが初めてなのですが、その時は掛け値なしに慈愛に満ちた優しい「お父さん」でしたね~♪
で、今回はというと・・・
おどおどして優柔不断な反面、安易に人を信じて騙されてしまう危うさ…
そして影に潜む狂気を自然な演技で表現しています。
家族を心から愛しながらも、保証人になったばっかりに事業を失い…
住む家さえも失ってしまう父・・・。
密かな企みを抱いて近づく救船院の霊父を
何の疑いもなく信じ、取り込まれてしまいそうになる父・・・。
息子サンジンを襲った不良グループが何のお咎めもなしに釈放されたと聞くと、
凶器で襲おうとするがかえって返り討ちにあってしまう… ( ;∀;)
重傷を負って病院に運ばれた父の元に駆け付けるサンミ。
そしてそのサンミに、
「自分が無能なばっかりに・・・」
とうなだれながら謝罪する父。
そう、この「無能」という言葉がこの父にはぴったりなの。
悲しいけれどね・・。
その後のサンミの言葉は、すごく興味深かったです…。
お父さんがいて心強いわ。
だからしっかりして。
サンミちゃん、すでにお父さんの危うさを直感していたのかもしれませんね・・。
「無能」だけれども「無害」ではない父、
イム・ジュホを…。
今後、どんな父親を演じてくれるのかとても楽しみです!
それにしても韓国人俳優・女優さんはイケメン美女なだけじゃない!
どんな役柄もこなす演技の幅と層の厚さにはただただ驚かされます (´艸`*)
気になる韓国語
今回の気になる韓国語は、「얼짱:オルチャン」です!
5:10あたりで、サンファンはサンミに自分のことを
ムジ高のイケメン、
ハン・サンファンだ
と自己紹介しています。
このイケメンにあたる言葉が、今日の「얼짱:オルチャン」です♪
K-POPや韓国メイクが好きな若い人たちの間で、一時期大人気だった「オルチャン・
ファッション」や「オルチャン・メイク」。
そもそも「얼짱:オルチャン」とは、
韓国語の「顔」と「最高」という言葉を組み合わせた合成語だそうです。
韓国語で
顔は「얼굴:オルグル」
最高は「짱:チャン」。
それでそれを合体させて、
最高の顔が「オルグル」+「チャン」⇒ 「オルチャン」と進化したみたい(笑)
とはいっても、実際流行したのは2003年ごろだそうで(笑)
今はすでにオワコンですね (꒪ꇴ꒪〣)
では、韓国語でイケメンって何ていうんだろう??
ということで調べてみました!
結論からいうと、
- 「美男」の一般的な韓国語は「미남:ミナム」
- 「꽃미남:コンミナム」
花のような美男という表現もあるようですね。 - イケメンというより優しくて癒し系の男性を指す「훈남:フンナム」。
まぁ、正直「훈남」って言われて嬉しいかどうかは人それぞれですね(笑)
以上、今回の超初心者による韓国語の勉強はここまで♡
アラフィフ・アラフォーのみなさんのお役に立ったら嬉しいです♪
ミニ雑学
今回はいわゆる「上級国民」への忖度について取り上げてみようと思います。
サンジンを虐めた不良学生たちは親が町の有力者だったため何のお咎めもなし。
父が飲んだくれで貧困層のドンチョルだけが高校を退学させられてしまいます。
ヾ(*`Д´*)ノ
警察署の留置場?に入れられるのもドンチョルだけ・・・。
ムキィィィ(`皿´)/
あまりに理不尽ですよね・・・。
本当にドンチョルが可哀そう…
。°(´ฅωฅ`)°。
これはドラマのお話なので良しとしても…
リアルな生活の中でこのような階級差別が行われたとしたら・・・。
実際、日本でも秋篠宮眞子様(現・小室眞子さん)と小室圭さんのご成婚にあたってのイザコザや池袋暴走事故などを通して、「上級国民」への忖度があるのではないかという疑念が生まれました。
事実は分かりませんが、これまではっきりとは見えていなかった格差社会の壁を、
マスコミやSNSを通して気づかされつつあるのだと思います。
アラフィフ世代の私たちが若かったころは、「上級国民・下級国民」といった概念はなかったし、「空気を読む」ことはあっても「忖度」という言葉は知りませんでした(私だけかも、ですが 笑)
そしてこの「格差社会」はお隣韓国ではもっとシビアで深刻だそうです。
年金など社会保障制度の整備の遅れによる高齢者の貧困、超高学歴社会ゆえの熾烈な
受験戦争、就職難による高い失業率などなど。
今回いろいろと調べてみて、「N 放世代」というワードを学びました。
「N 放世代」はさらに細分化された呼名があるのですが、いわゆる「すべてをあきらめて生きる世代」という意味だそうです。
- 三放世代
恋愛、結婚、出産をあきらめる人たち - 五放世代
恋愛、結婚、出産、就職、マイホームをあきらめる人たち - 七放世代
恋愛、結婚、出産、就職、マイホーム、人間関係、夢をあきらめる人たち
なんて悲しい言葉なんでしょうね・・・。
この厳しい社会情勢が、「イカゲーム」や「パラサイト 半地下の家族」といった作品を生み出す土壌にあるのだと思うと、居たたまれない気持ちになります。
これは決して韓国の問題だけではないはず…
日本の若い世代の人たちに大切な7つ(恋愛、結婚、出産、就職、マイホーム、人間関係、
夢)の全てを諦めず、(それを願うならば)追い求めることができる力と自由を守ってあげたいと願うアラフィフ母でした (´艸`*)
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